DeFiについて調べていると、Uniswap、Aave、Lido、Pendle、DeFiLlamaなど、いろいろなサイト名を見かけると思います。
でも、初心者のうちは、
「結局どのサイトを見ればいいの?」
「それぞれ何ができるサイトなの?」
「いきなりウォレットをつなぐのは少し怖い…」
と感じることもありますよね。
DeFiには、トークンを交換するサイト、仮想通貨を貸し借りするサイト、ステーキングに使われるサイト、情報収集に便利なサイトなど、さまざまな種類があります。
そのため、最初はサイト名だけを見ても違いが分かりにくく、「何から見ればいいのか迷ってしまう」と感じやすいです。
先にざっくりまとめると、DeFiサイトは
- 「交換するサイト」
- 「貸し借りするサイト」
- 「預ける・利回りを得るサイト」
- 「情報を集めるサイト」
の4つに分けると、かなり理解しやすくなります。
初心者の方は、まずUniswapやPancakeSwap、JupiterでDEXの雰囲気を知り、DeFiLlamaで全体の流れを見るところから始めると分かりやすいです。
Aave、Lido、Pendle、Duneなどは、DeFiに少し慣れてきてから見ていくと理解しやすくなります。
最初からすべてを使いこなす必要はありません。
まずは「どんなサイトがあるのか」「何に使われているのか」をざっくり知るだけでも、DeFiの全体像はかなり見えやすくなります。
この記事では、DeFi初心者の方に向けて、代表的なDeFiサイトをジャンル別にわかりやすく紹介します。
実際に資金を入れて使うというより、まずはDeFiの地図を見るような感覚で読んでみてください。
DeFiサイトを見る前に知っておきたいこと
DeFiサイトの多くは、国内取引所のようにメールアドレスとパスワードでログインするものではありません。
MetaMaskなどの個人ウォレットを接続して利用することが多いです。
そのため、便利な反面、注意も必要です。
特に初心者のうちは、次の点を意識しておきましょう。
- いきなり大きな金額を入れない
- 必ず公式サイトかどうか確認する
- よく分からない署名や承認はしない
- まずは見るだけでもOK
- 仕組みが分かってから少額で試す
DeFiは、使い方に慣れると便利なサービスが多いです。
ただし、操作ミスや偽サイト、ハッキング、価格変動などのリスクもあります。
「有名なサイトだから絶対に安全」と考えず、最初は慎重に触ることが大切です。
DeFiサイトといっても役割はいろいろあるので、まずは大きく4つに分けて見てみましょう。

このように、DeFiサイトは「交換する」「貸し借りする」「預ける・利回りを得る」「情報を集める」といった目的ごとに分けると、かなり理解しやすくなります。
DEX系サイト
まずは、DeFiの基本ともいえるDEX系サイトから紹介します。
DEXとは、かんたんに言うと仮想通貨同士を交換できるDeFiサイトのことです。
国内取引所や海外取引所を使わずに、個人ウォレットをつないでトークンを交換する仕組みです。
初心者の方は、実際に交換しなくても、まずは画面を見るだけで十分勉強になります。
まずは、DeFiの基本ともいえる「DEX」から見ていきましょう。

DEXは、個人ウォレットを使ってトークンを交換する場所なので、DeFiを学ぶうえで最初に知っておきたいジャンルです。
Uniswap
Uniswapは、Ethereum系DeFiを代表するDEXです。
DeFiを調べていると、かなり高い確率で名前を見かけるサイトだと思います。
Uniswapでは、ETH系トークンの交換や、流動性提供といったDeFiの基本的な仕組みを学ぶことができます。Uniswap公式ドキュメントでも、スワップや流動性管理などが主要機能として説明されています。
流動性提供とは、ざっくり言うと「他の人がトークン交換しやすいように、自分の資産をプールに入れる仕組み」です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、初心者のうちは、
「DEXではこうやってトークンを交換するんだな」
「ウォレットをつないで使うんだな」
「価格や手数料はこう表示されるんだな」
という部分を見るだけでも十分です。
Ethereum系DeFiを知る入口として、まず見ておきたいサイトです。
PancakeSwap
PancakeSwapは、BNB Chain系で有名なDEXです。
UniswapがEthereum系の代表的なDEXだとすると、PancakeSwapはBNB Chain系でよく知られている存在です。
画面の雰囲気も比較的やわらかく、初心者でも見やすい印象があります。
PancakeSwapは現在、BNB Chainだけでなく、Ethereum、Solana、Base、Arbitrumなど複数のチェーンにも対応しているDEXとして説明されています。
ただし、機能が多い分、最初からすべてを理解しようとすると少し大変です。
初心者の方は、まずはSwap画面を見て、
「PancakeSwapではトークン交換ができるんだな」
「BNB Chain系ではこういうDEXが使われているんだな」
くらいの理解で大丈夫です。
Jupiter
Jupiterは、Solana系を触るなら知っておきたいサイトです。
Solanaでは、トークン交換の入口としてJupiterがよく使われています。
Jupiterの特徴は、複数のDEXを横断して、よりよい交換ルートを探してくれるところです。公式ドキュメントでも、Solana上の複数DEXからルートや価格を探すSwap機能が説明されています。
難しく聞こえるかもしれませんが、イメージとしては、
Solana上でトークン交換をするときに、条件のよいルートを探してくれる便利なサイト
という感じです。
Solana系のDeFiやエアドロに興味がある方は、名前だけでも覚えておくとよいと思います。
ただし、Jupiterには上級者向けの機能もあります。
初心者のうちは、まずは通常のSwap画面を見るくらいで十分です。
レンディング系サイト
次に、レンディング系サイトです。
レンディングとは、かんたんに言うと仮想通貨を貸したり、担保を入れて借りたりできる仕組みです。
銀行の預金やローンに少し似ていますが、DeFiではスマートコントラクトというプログラムを使って動いています。
ただし、初心者がいきなり借り入れをするのは注意が必要です。
価格が大きく動くと、担保が足りなくなって清算されるリスクがあるためです。
まずは「こういう仕組みがあるんだな」と知るところから始めるのがおすすめです。
DEXでトークン交換のイメージがつかめたら、次は「貸す」「預ける」「利回りを得る」タイプのDeFiも見てみましょう。

Aave、Lido、Pendleはそれぞれ仕組みが違うため、最初は「貸す・借りる」「預ける」「利回りを分けて考える」とざっくり整理しておくと分かりやすいです。
Aave
Aaveは、DeFiレンディングの代表的なサイトです。
仮想通貨を預けて金利を得たり、担保を入れて別の資産を借りたりすることができます。Aave公式ドキュメントでも、ユーザーが供給者または借り手として参加できる非カストディ型の流動性プロトコルとして説明されています。
初心者向けに言うと、Aaveは、
「DeFiでは資産を貸して金利を得る仕組みがある」
「担保を入れて借りる仕組みがある」
「借り入れには清算リスクもある」
ということを学びやすいサイトです。
ただし、最初から借り入れを試す必要はありません。
まずは画面を見ながら、預け入れ金利や借り入れ金利がどのように表示されているかを確認するだけでも勉強になります。
Morpho
Morphoは、レンディング系の中でも少し中級者向けのサイトです。
Aaveと同じく、仮想通貨の貸し借りに関係するDeFiですが、仕組みは少し複雑です。Morpho公式ドキュメントでは、EVM上で過剰担保型の貸し借りを行う非カストディ型レンディングプロトコルとして説明されています。
そのため、初心者が最初に触るサイトというよりは、
「Aaveのようなレンディングの基本が少し分かってきた」
「DeFiの利回りや貸し借りの仕組みをもう少し深く知りたい」
という段階で見てみるとよいと思います。
無理に使おうとしなくても大丈夫です。
まずは「レンディング系にはAaveだけでなく、Morphoのようなサイトもあるんだな」くらいで問題ありません。
ステーキング・利回り系サイト
DeFiでは、仮想通貨を預けたり、特定の仕組みに参加したりすることで利回りを得られる場合があります。
ただし、ここで注意したいのは、利回りがある=安全に増えるという意味ではないことです。
価格変動、スマートコントラクトの不具合、流動性の低下、仕組みを理解しないまま使うリスクなどがあります。
初心者のうちは、利回りの数字だけを見るのではなく、
「なぜその利回りが発生しているのか」
「どんなリスクがあるのか」
を少しずつ理解していくことが大切です。
Lido
Lidoは、ETHステーキングでよく知られているサイトです。
通常、ETHのステーキングには一定の知識や準備が必要ですが、Lidoを使うことで、より手軽にステーキングに参加しやすくなります。
Lidoのようなリキッドステーキングでは、トークンをステーキングしながら、そのトークンをDeFiでも使いやすくする仕組みがあります。Lido公式ドキュメントでも、ステーキングしながらDeFiで使える流動性を持てることが説明されています。
初心者向けにざっくり言うと、
ETHをステーキングしながら、その証明のようなトークンを受け取れる仕組み
と考えると分かりやすいです。
DeFiを学ぶうえで、Lidoは「リキッドステーキング」という分野を理解する入口になります。
ただし、仕組みをよく理解しないまま大きな金額を預けるのは避けましょう。
Pendle
Pendleは、かなり独特なDeFiサイトです。
かんたんに言うと、将来の利回りを分けて扱えるDeFiです。
Pendleでは、利回りが発生する資産を「元本部分」と「利回り部分」に分けて考えます。公式ドキュメントでも、利回り付き資産をPTとYTに分ける仕組みが説明されています。
少し難しいですが、イメージとしては、
「元本の部分」
「将来もらえる利回りの部分」
を分けて、それぞれを取引できるようにする仕組みです。
ただし、初心者が最初から理解するには少しハードルが高いです。
そのため、この記事では、
DeFiには、ただ預けて利回りを得るだけでなく、利回りそのものを扱うような仕組みもある
くらいの理解で大丈夫です。
Pendleは、DeFiに少し慣れてきた方や、エアドロ・ポイント制のプロジェクトに興味がある方が、次のステップとして見ておきたいサイトです。
情報収集に便利なサイト
DeFiでは、実際に資金を入れて使うサイトだけでなく、情報収集に使うサイトもとても大切です。
むしろ初心者のうちは、いきなり資金を入れるより、情報収集サイトを見るところから始める方が安全です。
ここでは、DeFiの全体像をつかむために便利なサイトを紹介します。
実際にDeFiを使う前に、まずは情報収集サイトで全体の流れを見ておくと安心です。

DeFiLlamaやDuneを使うと、どのチェーンやプロジェクトに資金が集まっているのかを確認しやすくなります。
DeFiLlama
DeFiLlamaは、DeFiの情報収集でよく使われるサイトです。
DeFiの世界では、TVLという言葉がよく出てきます。
TVLとは、かんたんに言うとそのDeFiサイトやチェーンに、どれくらいの資金が集まっているかを表す数字です。
DeFiLlamaでは、チェーン別・プロトコル別にTVLや手数料、収益、利回りなどを確認できます。DeFiLlama公式サイトでも、TVL、収益、手数料、出来高、利回りなどを多数のDeFiプロトコルやチェーンで追跡していると説明されています。
初心者の方は、まず、
「どのチェーンに資金が集まっているのか」
「どのDeFiサイトがよく使われているのか」
「最近伸びている分野はどこなのか」
をざっくり見るだけでも勉強になります。
DeFiLlamaは、DeFi全体を眺めるための地図のようなサイトです。
Dune
Duneは、オンチェーンデータを分析できるサイトです。
オンチェーンデータとは、ざっくり言うとブロックチェーン上に記録されている取引データのことです。
Duneでは、いろいろな人が作ったダッシュボードを見ることができます。
たとえば、
「このプロジェクトにはどれくらいユーザーがいるのか」
「どれくらい資金が動いているのか」
「どんなウォレットが参加しているのか」
といった情報を確認できる場合があります。
Dune公式ドキュメントでも、SQLエディタやダッシュボードを使ってブロックチェーンデータを可視化・共有できるサービスとして説明されています。
ただし、自分で細かく分析するにはSQLというデータ分析の知識が必要になることもあります。
初心者のうちは、自分で分析するというより、
詳しい人が作ったダッシュボードを見る場所
くらいの感覚で大丈夫です。
DeFiLlama Airdrops
DeFiLlama Airdropsは、エアドロ狙いの情報収集に便利なページです。
エアドロとは、条件を満たしたユーザーにトークンが配布されることです。
DeFiLlama Airdropsでは、まだトークンを発行していないプロジェクトや、エアドロの可能性があるプロジェクトを探すときに使われることがあります。
ただし、ここに載っているからといって、必ずエアドロがあるわけではありません。
初心者の方は、
「エアドロ候補を探す人は、こういう情報サイトも見ているんだな」
くらいの感覚で見るのがおすすめです。
エアドロ狙いは、手数料や時間がかかることもあります。
無理にすべてを追いかける必要はありません。
初心者はどの順番で見ればいい?
ここまでいろいろなサイトを紹介しましたが、初心者の方がいきなり全部を見る必要はありません。
最初は、次のような順番で見ていくと分かりやすいです。
まずは見るだけでOK
最初は、実際に資金を入れなくても大丈夫です。
- Uniswap
- PancakeSwap
- Jupiter
- DeFiLlama
このあたりを見ると、DEXやDeFi全体の雰囲気がつかみやすいです。
特にDeFiLlamaは、ウォレットをつながなくても情報を見られるので、初心者でも使いやすいと思います。
少し慣れてきたら見たいサイト
DeFiの基本が少し分かってきたら、次に以下のサイトを見ると理解が深まります。
- Aave
- Lido
- DeFiLlama Airdrops
レンディング、ステーキング、エアドロ情報収集の入口として見ておくとよいです。
ただし、AaveやLidoは実際に資金を入れる前に、必ず仕組みとリスクを確認しましょう。
中級者向けとして見ておきたいサイト
さらに慣れてきたら、以下のサイトも見てみると面白いです。
- Pendle
- Morpho
- Dune
このあたりは少し難しい部分もありますが、DeFiを深く知りたい方にはかなり勉強になります。
最初から理解できなくても問題ありません。
「こういう世界もあるんだな」と知っておくだけでも、あとから理解しやすくなります。
DeFiサイトを使うときの注意点
最後に、DeFiサイトを使うときの注意点も確認しておきましょう。
DeFiでは、個人ウォレットを自分で管理します。
そのため、取引所のように問い合わせれば必ず助けてもらえる、というわけではありません。
特に次の点には注意が必要です。
- 公式URLかどうかを必ず確認する
- Google検索の広告リンクを安易に踏まない
- SNSで流れてきた怪しいリンクを開かない
- 分からない署名や承認はしない
- 最初は少額で試す
- 利回りの高さだけで判断しない
- 借り入れやレバレッジ系は慎重に考える
DeFiは便利ですが、自己管理の意識がとても大切です。
「よく分からないけど、とりあえず使ってみる」ではなく、
「仕組みを少し理解してから、少額で試す」くらいの距離感が安心です。
まとめ:まずは「使う」より「見る」からでOK
DeFiには、さまざまなサイトがあります。
トークン交換に使うDEX、資産を貸し借りするレンディング、ステーキング、利回り運用、データ分析、エアドロ情報収集など、種類もかなり多いです。
最初からすべてを理解する必要はありません。
まずは、
- UniswapでDEXの雰囲気を見る
- Aaveでレンディングの仕組みを知る
- Lidoでステーキング系の考え方を知る
- DeFiLlamaでDeFi全体の資金の流れを見る
このあたりから始めると、DeFiの全体像が少しずつ見えてきます。
大切なのは、いきなり大きな金額を入れないことです。
まずは見るだけ、調べるだけでも十分勉強になります。
DeFiは難しそうに見えますが、ジャンルごとに分けて見ていくと少しずつ理解しやすくなります。
自分のペースで、無理なく学んでいきましょう。


